
ザ・レイプ・オブ・南京
家父長制の最初の本として最適
1997年に原書出版。NYタイムズのベストセラーリストに10週間掲載。中国語、フランス語でも出版。1998年 柏書房が版権を取得。藤岡信勝(元東京大学、拓殖大学教授)らによる出版妨害。
1999年藤岡信勝らによる【『ザ・レイプ・オブ・南京』の研究―中国における「情報戦」の手口と戦略】が出版される。2004年(36才)に自殺。死後 2007年、同時代社より日本語版 出版。

著者<アイリス・チャン>
【ザ・レイプ・オブ・南京】は中国系アメリカ人のアイリス・チャン(アメリカ生まれ)の本。
日本は歴史をなかったことにする人間が多数派で、世界から問題視されている。
南京大虐殺は紛れもない事実で世界常識である。
これは広島・長崎の原爆投下以上の世界常識である。
原爆投下当日の死者は、推定広島9万人、長崎5万人とされる。
日本人は死亡者数がはっきりしなかったことで広島・長崎の原爆がなかったといえるだろうか?
南京軍事法廷の判決は死者数は30万人以上であった。
南京占領後1か月のみのレイプは2万件にのぼり、当時同盟国になるナチス・ドイツからでさえ日本は強く批難された。
日本軍は国際批判を恐れて、南京などの全ての写真の検閲をかけており、少しでも批難にあたる証拠は消去している。
1968年生まれのアイリスチャンは南京大虐殺についての本がないことを危惧し、本を書くことを決意。
この本の中の写真が連行中の写真ではなかったということでアイリスチャンは日本から多くの批判がなされた。(今でも日本人や日本からの批判が絶えない)
歴史を明るみに出そうとしても、写真は残りようがなかったというのに。
書くことに比べ、批判することは簡単だ。
2004年に36才で2才の子と夫を残し拳銃自殺した。
日本人ひとりひとりが、アイリスチャンの功績を評価しなければいけない。
本来ならは、日本人ひとりひとりが加害者として、この本を書く必要があったのだから。
アイリスチャンは2年間ものあいだ、資料を集めたり、南京に渡ったりして本を書いている。
もし仮にアイリスチャンの本が全てでたらめであったとしても、南京大虐殺はなかったことにはならない。
死後3年経って日本語版出版。
同じく2007年に日本語版の翻訳者による巫 召鴻による本【「ザ・レイプ・オブ・南京」を読む】出版。
アイリスチャンは南京事件の被害者とも言われる。
その加害者は無知であり、歴史を知ろうともせず、無関心を続ける日本人であろう。
歴史改ざん派はもちろんのことだが、何よりの加害者は無関心の日本人、この本を読むまでのあなただ。