「ザ・レイプ・オブ・南京」の本文➀

2021/11/06

＜本文の紹介＞

アメリカ人は、日本の航空母艦から発信した戦闘機が真珠湾を攻撃した1941年の12月7日（日本時間では12月8日）に第二次世界大戦がはじまったと考える。

ヨーロッパ人にとってのその日は、ヒトラー配下のドイツ空軍と機甲部隊がポーランドに電撃侵攻した1939年9月1日である。

アフリカ人の目から見ると、もっと早く、1935年のムッソリーニによるエチオピア侵攻がその開始点になるだろう。

しかしアジア人の場合には、日本が東アジアの軍事支配を志向した第一段階である1931年の満州事変まで、戦争の開始時期を遡らなければならない。（略）

（南京）大虐殺で何が起こったのかの大筋については、日本人の間の論争を除けば、細部にいたるまで議論を要さない事実であると認められている。（略）

何万人もの青年が駆り立てられ、家畜のように市外に集められ、あるいは機関銃でなぎ倒され、あるいは銃剣の練習台にされ、あるいはガソリンを浸して生きたまま焼かれた。（略）

極東軍事法廷の専門家は（中略）日本人兵士のために26万人の非戦闘員が死亡したと推定した。

別の専門家はこの数を過小であるとし、35万人を超えていると主張した。（略）

南京大虐殺は歴史的に知られる最悪の残虐性の多くをしのぐものである。（略）

ヒトラーが600万人ほどのユダヤ人を殺し、スターリンが4千万人以上のロシア人を殺したというのは確かなことだとしても、これらの死は数年間をかけてもたらされたものである。

南京での虐殺は、わずか数週間に集中して行われた。（略）

（↓先に男性が述べられますが、本文のまま記載します。

女性差別回避のため、本来なら世界の どの文も女性を先に書く配慮が2021年現代では普通であり、最低限の女性への配慮である。

しかし、これはアイリス・チャン含め女性の責任ではなく、それを無意識に強いられる男性優位社会のなせることであり、男性が声をあげる必要がある。　By　きう）

中国人の男性は、銃剣の練習や、首切り競争で殺害された。

強姦された中国人の女性は2万人から8万人に上ると見積もられる。

（世界的な認識では南京占領から1か月でレイプ被害が2万人ということ　By きう）

多くの兵士は強姦に飽き足らず、女性の腹を裂き、生きたまま壁に釘付けにした。

家族の見ている前で、父親が娘を犯し、息子が母親を犯すことを強いられた。

生き埋めにし、去勢し、内臓を切り刻み、火あぶりにするといったことが当たり前のように横行しただけでなく、舌を鋼鉄の駒にかけて吊したり、腰までを生き埋めにした人がシェパード犬に引き裂かれるのを見物するというような、一層悪魔的な拷問が行われた。

そのおぞましい光景が当地に滞在していたナチ党員をも戦慄させ、「けだもの集団」の所業と言わしめた。