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カムカムエヴリバディ&イップスという症状〔yips〕



2022/04/10


鬱などの症状がある人なら、大月錠一郎(主人公ルイのグッティ:配偶者)に複雑な感情があったのでは?


親(性)なんだから、働けよ」と思う反面、それは【性に強く課された"らしさ"の植え付けだ】と考えたり、下手に回復しないで自分を置いていかないでほしいと、治らない自分に重ねた人も多いのではないでしょうか?


自分の症状は、治るどころか重くなっていっているし・・・未だけが思うわけじゃないはず。



それと共に、錠一郎は【鬱】や【PTSD】ではなさそうだとも気づきます。


トランペットを吹けないことからまり、原因不明であることが、少なくともPTSD(外傷をともなってはいない)ではないなと感じるわけです。


そこで、イップスではないか?と目星をつけたのです。

(何の症状なのかは脚本家しか分からないですが)



2018年1月3日のテレビ番組に坂本竜介というかたが出ていて、イップスという特殊な病気が紹介されていたことを思い出します。


姿を消した天才を追う番組で、卓球の水谷隼(みずたにじゅん)選手に「絶対に勝てない」怪物卓球選手がいたというものでした。



【イップス 〔yips〕とはスポーツ選手がかかる特殊な病気で、自分のプレーが出来なくなる症状のこと。】


当時、坂本竜介そじんは、どうして手が全然違う動きをするのか分からなくて苦しんでいました。


その後、イップスという病気があることを知っても、自分がそうだと認めることが出来ず、苦しんだのだとか。


「イップスと6年間闘い続け、克服出来ずに引退」と2014.1月に発表。


そのあとコーチ、卓球教室の経営、コンサルタントなど活躍されているようでした。



⇊卓球の動画がyoutubeにありました!


あの時テレビで見たイップスに似ているなと思いながら、錠一郎は20~30年働いていないため自分と重ね合わせて見ていました。


トランペットが吹けなくなって(そんなに働きもせず)30年経ったという場面を見たときは、実際の所、未はかなり心し しかったんです。



実在の人物でトランペットが吹けなくなって30年なら、相手の不幸を喜ぶようで もっと自分を責めたかと思うのですが、ドラマ上の架空の人物だということと、この脚本家が単純な良いストーリーにしなかったことに心したのです。


"よくあるドラマの様に、鬱から復帰することができた" という流れだと、また自分の症状が重くなるから。


ドラマはフィクションだというのに、脚本家などの人に伝わらないことで、自分というノンフィクションの症状が重くなるって、ホント理不尽の毎日だから、今回のストーリーには助かりました。



時々トランペットを出しては吹けるか試したが、そのうち1か月に1回、数か月に1回、5年に1回とトランペットを出す頻度もなくなったと錠一郎はルイに告げる。



ルイの「錠さんにトランペットを吹かせてあげたい」 という思い、未には すごく心苦しく(家族とか友達がしがちな発言)、主人公の強い気持ちだというのに、最後までとうとう叶わせないストーリーが、未をホッとさせるものでした。

どこかで回復しちゃうんじゃないのって、いつも怯えていたんです。


こういうとき、脚本家という誰かに伝わっている気がして、症状が軽くなる(涙)。


⇊脚本家・藤本有紀そじん



未は25才くらいから、「性こそ何かあった時、鬱などで働けなくなった時に、すでに作られている【性らしさ】により死にたくなる。それが自殺率に現れている。希死念慮(きしねんりょ:自殺願望)に苦しむ前に性こそ性差別に関心を持った方が良い」と言っていました。


本などで知ったわけではなく、自分で考えたことです。



⇊2016年のデータ(各国の数字は2019年)

※注意すべきは、自殺比率の小さい国です。

インド・パキスタン・中国のような国は、何かしらのトリックがあると考えられます。

ダウリー・サティー・アシッドアタック・一人っ子政策を考えれば、何らかのトリックがあることは確かです。すみません、未にはそのくらいしか考えられておりません。


⇊キレイな画像で見たい方はPDFでどうぞ



15年前は、インターネットも今の様では なかったので、未みたいなことを言っている人にあったこともありませんでした(今も実生活では そんなこと言う人いないけれど)。


現在、海外本の翻訳などで【有毒ならしさは、性自身も生きづらくしているんだ】という考えが広がってきたように感じます。


未の【らしさ・性特権は、世界中で性の自殺者を生んでいるのではないか?】という仮説は、急激に市民権を得めた気がします。



未は性ですが、ティーネージャーの時、自立心が他の性に比べてかなり強めでした。


今の性は自立が当たり前になってきています。

25才くらいに未が言っていたことが、今度は性に当てはまってくるということではないでしょうか?


未自身が、自立心が高いからこそ、その反動で起こる症状が酷く、どうすることも出来なくなっているのではないかと考えられるのです。(もちろん複合的な理由ですが)


自立心の高さは、何かあった時(働けなくなった時・障害が残った時・脳梗塞などで麻痺が残った時など)に大きなカウンターパンチを食らわせ続けるということなんです。

今後、性にも責任や希死念慮が重くのしかかる 世の中になってくるということを意味します。


もちろん、今まで性が1人で何人分も背負ってきた責任ほどではないのですが。

性の負担は、性が負担する分 減っていく可能性があります)





殆どの性犯罪の加害者は性なことからも、性は、未のように被害に遭う可能性が高いです。


その場合、心の被害を受けない人なんていません。


【PTSD】【鬱】【抑うつ】【パニック障害】など、病気の名前は何にせよ、未のように働けなくなる人も出てきます。



今までは、"性は働かなくても良い"という考え方が日本に根強かったため、働けなくても、人からの批難はあまり浴びずに済んできました。


これからは性もそういう批難を浴びる可能性があります。


だからこそ、そういう可能性があるんだと予測し、有事のあと 家にいるしか出来ないとき、少しでもホッとできる方法・希死念慮から脱する方法を皆で真剣に考える必があるのです。


個人で何とかなる問題ではないのです。

皆で認識を変え、助け合うしか方法はありません。

大月錠一郎はどうだったのか



【イップス】【鬱】【精神的なもの】など、病気の名前は何にせよ、錠一郎が働けないのは、本人のせいではないはずですが・・・


あさイチが朝ドラを引き取った時のコメントは "錠一郎、20年働いていませんよね(失笑)"というような感じでした。


未も含め、ほとんどの視聴者が、性が親になり(目立った障害などがなく)働いていなければ、「こいつ親のくせに」と同じように思ってしまいます。


働けない性に、日本の今は厳しすぎるのです。



これが今後は性に降りかかります。


何か悲劇が起こった時、自立心の高さや社会は、自分自身も世間もカウンターパンチを個人に食らわせ続けることになります。


性も、今の性の負担の重さを真剣に考えることが、ひいては自分自身を守ることになります。


働けない性に厳しすぎる己の認識は、苦しんでいる人や自分自身に降りかかるのです。


⇊50代半ば?くらいから友人(右:有名トランぺッター・トミー北沢)のおかげで、ジャズピアニストになれた錠一郎。


⇊老後(たぶん70代後半)はジャズ喫茶をルイと経営。


⇊キレイな画像で見たい方はPDFでどうぞ

子どもを産んでから、家にいるというのに、こんなに忙しかったり いつ休めるのかと思ったりするのに、働いている性は どうやりくりしているのだろうと普通に疑問に感じていましたが、なんと世界トップの全性平等(ジェンダー平等、クィア平等)をほこる北欧の性も同じように感じていて、【逆に世界のどの国よりも平等に近づいているから、文句を言えないんだ】というところに納得するものがありました。


やっぱり、大変すぎるんだなって。

経済的自由が根底にあると、平等社会になっても、ゆっくり出来てないのです。

フェミニストや女性たちが勝ち取ってきた権利だと思い込んでいるため、文句を言いづらい人間が大多数なのです。幸福度が高い国に選ばれていることから、文句を言いづらいのです。




世界のフェミニストのかたを筆頭に【働く性の人権】を推し進めてくれましたが、今までの性が、実はどれだけ自殺率が高いかを警告する必がありそうです。


様々な理由で家にいる人の人権は、フェミニストに関わらず、世界中の殆どの人が推し進めてはこなかったし、今後 家にいる人の人口は減りつづけるので より立場がなくなっていくでしょう。


進出が進むと、【らしさの定義(性は働かなくても良いという"性らしさ")】が変わっていきますから、今後は性の自殺者も多くなり、自殺率の女男は縮まっていくのかもしれません。



女性がジェンダー平等に近づいているという易なものではなく、自立・自由・特権・責任ある立場が得られるようになると、そこから働けない事態に陥った時に、


世間から非難をあびたり、何か言われているのではないかと怯えたり、自分自身を追い詰め続け、


自殺と生き地獄を天秤にかけ、耐えるという長い人生の先に、どちらにしても死があることを悟り、自殺を選ぶという苦しいものです。



⇊未の自己イメージ


水色は女性の社会進出の人口の変化

赤色は平均賃金や物価、人の貯金が増えていく怖さ

紫色が自分に起こっていること

⇊キレイな画像で見たい方はPDFでどうぞ


家にいるという選択肢しかなくなった場合、どうしたら自尊心を保ち続けられるかを真剣に考えないと、未の苦しみは 明日の誰かかもしれないのです。


未も、どんな方法でも良いから、家にいる時の自尊心を確立する方法を見つけたいです!!




本当の自分の理想って何だろう


本当のところは、機械やAIが人間の代わりに働いてくれて、あんまり働かずに世界中の皆にお金が入ってきて、皆が飢餓の事や、お金の事なんかに苦しまずに、気楽に生きれることの方が、よっぽど人間全員にとって有難いなって思います。


そんな社会なら、別にお金持ちになりたいとかも思わない。


飢餓やお金の心配が全くないのなら、お金持ちになるためにお金を稼ぐことより、時間を使えることの方が贅沢だ。


だって、お金の心配ないが全くないのだから。


そんな社会は来るはずがないんだけど、人間が作った社会が、仮にお金システムではなく、そうであったなら、自分が思うように時間を使う毎日は後ろめたさを伴わない。。。


時間のお金持ちになったみたいで面白い。ふふ。


<おまけ(伴虚無蔵)>


伴虚無蔵のモデルは福本清三そじんだと予想した人は多いのでは?


兵庫県城崎郡香住町出身(77歳没)


時代劇ファンは絶対に知っている、5万回斬られた人!

一度斬られてから、起き上がって また斬られるのを、子どものころ何度見たことか。


ラストサムライにも、ほら やっぱり出てる!!


絶対、福本清三そじんでしょ








 
 
 

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