オーフス市(デンマーク第2の都市)の24時間レイプ被害者センターの翻訳①
- hyggeinfo
- 2022年2月8日
- 読了時間: 8分
更新日:2023年7月29日
2022年2月8日

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<このページの注目ポイント>
電話に看護師が出る。(特別な性暴力被害者の研修済とあるので、たぶんsaneセーン
セーンとは【Sexual Assault Nurse Examiner】性暴力被害者看護師のこと)
どのような知り合い同伴でも構わない。
被害後すぐでなくても構わない。
デンマークの面積(グリーンランドは省く)は九州と同じくらいです。
このレイプ被害者センターだけでも9か所ある。
<HELPを求める・たすけ を もとめる>

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<このページの注目ポイント>
センターに様々な専門家がいる。
すべてのサービスが無料。
警察には言っても言わなくても良い。
24時間オープンしており、さまざまな専門家が対処してくれる。
被害者のニーズに合わせる。(被害者のほうが合わせるのではない)

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<このページの注目ポイント>
<レイプ被害者センターに訪れた際の当日のながれを予め教えてくれている>
訪れる前に、流れが確認できる。
看護師本人の映像なので、どんな方か予め分かる。
特別な訓練を受けた看護師が対応
ケガがあるときは、医師が処置
妊娠や性病の検査も出来る
<その後のサポート>
その後のサポートもすべて無料。
いつ調子が悪くなっても対応してくれる
3つのカウンセリングが無料で受けられる

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<このページの注目ポイント>
被害後の反応は暴力的なものであっても、性的暴行という異常な被害後に起こるのだから、正常な反応だということ。
一生に渡って様々な場面に現れ 被害者を苦しめているということ
⑥【忘れることはできない】という当たり前のことが、なかなか被害者以外の人には伝わらない。

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<このページの注目ポイント・他の支援団体を紹介しているページ>
エスニックルーツをもつ子どもたち(性別は問わない)への支援がある。
このレイプ被害者センターだけでなく、性暴力、女性支援、母親支援、親支援、シェルターの提供がある。
無料で受けられる支援団体が多い。(記載のない団体は無料かどうかは分かりません)

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<このページの注目ポイント>
被害者本人の証言
警察に届けていようがいまいが、無罪ではなく、レイピストに変わりはない。
被害後忘れられるわけではない。
ラインが大胆な行動に出ていることにカルチャーショックがありました。
これは I(わたし)も含めて日本の被害者がなかなかできないことかもしれない!!
社会にも人にも咎められるような気がして、大胆な行動に出られない。
これは日本社会が被害者を無言で追い詰めているところなのだろう。
セックスをする際に付き合っていても毎回「YES」か「NO」かを聞く。
これが出来ていない人間は、性別を問わずレイピストである。
知らない人は、知らず知らずのうちに加害者になっている。。

このアンナの翻訳を誤って消してしまったので、見られなくなる可能性があります。
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<このページの注目ポイント>
被害者が麻薬に手を出していること。
小学生でもレイプ被害は もちろんあるということ。
未(わたし)もレイプ被害者が、麻薬で捕まった裁判を見たことがあります。
何度も繰り返し捕まっているようでした。
レイプ被害者に限らず麻薬に手を出すと、やめることは簡単ではありません。
薬物依存の施設に通った人は平均8度位捕まっており、そのうちの2割位がやめることができていると見たことがあります。
その施設のボランティアをしたことがあります。
レイプは魂の殺人と例えられますが、このアンナの記事を見て、未(わたし)は被害者というよりは、レイプをした人間こそが その時 歪んだ認知をもってしまっていて、魂が死んでるのではないかと感じました。
加害者が後悔の人生を送ったとしても、被害者がレイプに遭ったことは変えられず、一生苦しむ可能性が大です。
被害者がこのように苦しさから麻薬に手を出すと脳や体に取り返しのつかないダメージを残します。
加害者が被害者に麻薬を打ったり吸わせたりすることもあります。
未(わたし)は、精神科医や被害者センターが「大丈夫」とか「PTSDは治る」と言ってしまうことは違うと思っています。
PTSDだってそもそも治してあげたい気持ちからと名付けたらしいですが、そこには医者のエゴがあると思います。
被害は既遂で、被害を無かったことには出来ないのだから、(記憶はあるのだから)治せるようなことではないと思うのです。
誰か被害者本人が回復した言ったとしても、過去に自殺したり取り返しのつかないことになった被害者は大勢いるのだから。


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<このページの注目ポイント>
被害者は何度も被害に遭いやすい。
デンマークの警察が被害者の心を楽にしている。
警察での手続きが簡単である。
警察がレイプや性的虐待を重大なことだと取り扱っている。
日本もやり方や考え方を変えないと、今のままでは被害者を安心させることなど絶対に無理です。
事件現場で写真を撮らせたり、被害に遭った服を着させて写真を撮ったり、再現をさせることはやめないといけない。
警察の都合を優先させない!被害者を優先する!


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<このページの注目ポイント>
①【身近な人が自分から助けてくれない場合】と書かれてあることが凄い!
②【誰かの存在は圧倒的なストレスを感じるけれども、それでも身近な人が訪れ続けることは被害者を勇気づける】と書かれてあることも凄い!
③【性的虐待やレイプのことを打ち明けられる周囲者は実は安心する】と書かれてあることも凄い!
④【いつでも何か出来そうなとき、駄目になっても良いからトライし続けたら良い】と書かれてあることも凄い!
⑤【性的虐待やレイプ体験を書くことを楽しんでいる人もいる】という文言は、Iにはキツイ言葉でした。楽しんでいるのではないと思えるので。。。
⑥【忘れることはできない】と支援センター自ら書いてくれていることが有難い。
日本では、反対なぐらい、様々なサポート機関が諭(さと)してくるので。
⑦ネガティブな事ばかり、被害後19年経っても毎日ずっと考えている気がします。でも、それが当たり前・どんな反応も当たり前だというのは、かなりホッとします。
⑧パートナーだけでなく、周囲の人とどこまでも深く話し合えば良いのだと感じました。
⑨時間が経っていても関係なく無料でサポートが受けられるのは、その国の被害者をとても勇気づけてくれると感じます。
<オーフス市(デンマーク第2の都市)の24時間レイプ被害者センターの翻訳①おわり>
元のデンマーク国立レイプクライシスセンターのサイト(PC版)に似せて日本語訳で作っています。
(2022年2月8日時点のサイトですので、更新があっても対応できません)
世界の取り組みが日本の被害者の現状をよくすることを願って作ってみます。
なお、各国のサイトの邪魔になってはいけないので、各ページにリンクはつけていません!
下にスクロールして見る形にしてみました。
⇊デンマーク(第2の都市オーフスにある)レイプクライシスセンターのサイトhttps://www.voldtaegt.dk/
<デンマーク含め北欧の問題も多い>
2019年4月3日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、ジェンダー平等先進地域として名高い北欧4か国で、「レイプ事件が驚くほどの高水準に上って」おり、被害者への対処もうまくいっていないとする報告書を発表しました。
4か国とは、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンです。
デンマークでは警察に報告される件数は年間500件と実際の件数よりもごく少数で、報告されたレイプの5人に1人しか有罪判決になっておらず、性犯罪の刑事規定が30年間ほとんど変わっていないと問題視されています。
しかしまた、伊藤詩織そじんが書いている通り、【レイプ事件の認知が多いということは、他国に比べて北欧でレイプが多いということではない。】ということでしょう。
<⇊ブラックボックス(著:伊藤詩織)より抜粋>
国連薬物犯罪事務所の二〇一三年のデータによると、人口十万人当たりの各国のレイプ事件の件数は、
1位スウェーデン58.5件
3位イギリス(イングランド、ウェールズ)36.4件
5位アメリカ35.9件
23位フランス17.5件
38位ドイツ9.2件
68位インド2.6件
87位日本1.1件
(中略)
スウェーデンの発生率が、なぜ他国と比べこんなに高いのかと言えば、スウェーデンではレイプは起こった回数で一件とカウントされるからだ。例えば、親族から長期間にわたって性的被害を受けているような場合は、一つの事件としてではなく、レイプされた回数として加算される。
また、被害届を出しやすい環境も整っている。二〇一五年のスウェーデン警察内での女性の比率は31パーセント。現場レベルだけでなく、役職者の比率も同じく三割である。
一方、日本での警察内の女性比率は、全体の8.1パーセントしかない。だから私もそうだったが、被害者の女性は、捜査の現場から判断する役職者まで、ほぼ男性に囲まれる中で被害を訴えることになる。
2009年7月国連の勧告は、女性20万人に1か所のレイプ・クライシスセンターを設置することであった。
日本の人口は令和4年1月20日値で、女性の総人口は6454万9千人。
15歳未満723万3千人
15歳~64歳3863万9千人
65歳以上2077万7千人
女性の総人口なら、日本のには323か所のレイプクライシスセンター(レイプ被害者センター)が必要になる。
47で割ってみると各都道府県に8か所くらいということになる。
日本では、2021年10月1日菅内閣になってすぐにワンストップ支援センターができ、#8891で発信場所から最寄りのワンストップ支援センターにつながるようになった。
丸川珠代男女共同参画担当相は記者会見で、11月1日から47都道府県で、夜間・休日も性暴力被害の電話相談に応じると発表した。
女性の人口が20万人を超す市町村などの役場には、24時間対応できるレイプクライシスセンターを設けないといけないとし、近隣の市町村の住民も利用できるようにしたらどうだろう。
また、看護師はsaneについて勉強し、救急の受け入れがある病院の看護師にはsaneの研修を取りいれたらどうだろうか。














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