大切な人を支えるために出来ること・リーフレット②2022/5/17
- hyggeinfo
- 2022年5月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年7月29日
《性的暴行とは何か・どんなことを指すのか》
性的暴行とは、自分の意思に反して性的行為を受けることです。
例えば、誰かが性行為を強引に行ったり、誰かが性行為を強要しようとしたり、体を触られる、痴漢などです。
また、酔っていたり、眠っていたりして、断れない状態で搾取される場合も 性的暴行(性的虐待)です。
<加害者は、被害者が既に知っている人であることが多い>
全ジェンダー(性的マイノリティや男性も)、子ども すべてが被害に遭う可能性があり、全ジェンダーともに(女性や性的マイノリティであっても) 性的暴行・性的虐待を行う可能性があります。
加害者は見知らぬ人かもしれませんが、ほとんどの性的暴行は、知っている人によって行われています
例えば、ボーイフレンド、友人、パーティーや街で出会った人です。
<被害者がなぜ抵抗しなかったのか理解できない>
当センターに来られる人の中には、明らかに「No(嫌だ)」と言ったり、逃げようとしたりする人がいます。
しかし多くの被害者は、殆ど抵抗しないか、全く抵抗していません。
このことは、本人にとっても、家族や友人にとっても、理解しがたいことです。
<恐怖で固まってしまう>
恐怖は、文字通りの【フリーズ状態】に陥らせます。
「No(嫌だ)」と言えなかったり、抵抗できないのには、もっと明確な理由があるのかもしれませんが、その1つとして考えられるのは、抵抗すると加害者が更に暴力的になると恐れることがあるでしょう。
また、あまりの驚きとショックで、どう反応して良いか分からなくなった人もいます。
あなたもまた、本当に恐怖を感じた時、文字通り【フリーズ状態】になりえるのです。
これはどうすることも出来ない身体反応なのです。
そんな時に、断ったり、「No」を言う必要はないのです。
また、酔ってしまって 断れなかったと言う人もいます。
<性的暴行・性的虐待の内容と、その後の反応(PTSDなど)の大小は関係ない>
被害者が抵抗したこと、抵抗しなかったこと と、性的暴行は 関係がありません。
性的暴行は非常に重大な事件です。
深刻な事件です。
性的虐待の種類や、抵抗の度合いに関わらず、性的暴行後の反応は 同じように悪くなり得るのです。
<上記はすべて翻訳です。デンマーク語のリーフレットはこちら>
Comments