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新しい性的指向アロマン・ヘテロセクシャル、イコーリティ・セクシュアルの提案

更新日:2022年2月27日


2021/12/18

ソジ(ソギ)とは、性的指向と性自認の組み合わせのこと。


※“横文字でややこしい”と苦手意識がある人は、性自認を考えるときは「~ジェンダー」という用語、性的指向を考えるときには「~セクシャル」という用語が多いので参考にしてください。



⇊絵の出典:「ちりつも」

異性愛者が、「自分はノーマル」などということは、マイノリティへの差別にあたるので、「性的思考はヘテロセクシャル(異性愛者)で、性自認はシスジェンダー(生まれたときに割り当てられた性別と性同一性が一致し、それに従って生きる人のこと)と答える必要があります。



LGBTだけでなく、色々な組み合わせのソジがあり、今後も沢山見つかっていくでしょう。


未(わたし)には、自分にあったものが無いため、提案をしたいと思う。


未(わたし)はデミセクシャル(※下記参照)に近いものはあるが、圧倒的に違う部分がある。

それは、男性を好きになれてはいないが、性欲はあるということだ


⇊イメージはこのような感じ:一番下に付け加えてみました。

※出典先の「ちりつも」さんのイラストに付け加えたため、そもそもは この様なSO(ソジの『ソ』で性的指向をさす)はありません。


日本は酷い家父長制にあって女性差別がある。


世界一同権が進んでいる国であっても、女性は男性比の0.7%の収入位の平均値(例えばサッカー選手などがいると、圧倒的に男性の収入に傾くため、世界一同権が進んでいる国でも傾いてしまうと考えられる)になっていることから、日本とは圧倒的な差があったとしても、世界的に女性差別が蔓延っていることは確かだ。


男尊女卑が世界中ある地球で、性欲はあるけれども、男性を好きになれないという女性は、実は世界的に少なくないと思う。


日本では、男はいらないが子どもは欲しいという人がかなりいるが、同じような可能性はある。


日本人男性と付き合ったり、結婚すれば、その男性がお金は出してくれても、家事負担が異常に増えていることに 気づかないで(もしくは気づいていても無視して)生きられる男性の多いこと。


女性と同じだけ家事をする男性を見つける方が難しいだろう。

それに比べて、「仕事をしているんだから当たり前だ」と言う男性を探すことは いとも簡単に見つかるだろう。


だから、子どもだけ欲しいとか、未(わたし)のようにレイプに遭い、性欲はあるけど(レイプに遭うまで、男性と付き合ってきたからセックスという快楽は知っているということ)、男性を好きになれるわけでもないという人も出てきて 当然なのだ。


水商売なんかで働くと、男性が好きになれないという女性はめちゃくちゃ多い。

もちろん仕事では男性客に「大好き~」「素敵~」と言っているのだが、そういう女性は男性に本気で恋している訳はない。

お客さんがトイレに立っている時の会話を聞くことが出来たなら、納得してもらえるだろう。


ある意味では、家父長制の強い国で男性を接待するセクハラが基本の仕事なのだから、当たり前だとも言える。



・・・かといって、未(わたし)は性的指向(性的対象)が女性になるわけでもなかった。

今まで一度も女性とセックスしたいと思ったことはない。

性的に好きだとも思えたことはない。

(あまりにも気持ち悪い男性には「自分はレズビアンです」と断ることはある。これはレズビアンの方への差別でしょうが、自分を守るすべとして やめることは出来そうにありません)


宝塚的な感じでカッコイイ女性をステキだと思うことはあるけれど、それだって、マジョリティ男性的な要素の強い女性に魅かれてしまっている自分に気づき、“結局、これは(憧れる)レズビアンになれたわけではないのだろう”と考えてしまう。


もちろん、これから自分が女性に性的指向が向く可能性はあるのだが。。。



これもレズビアンのかたに対する差別になるのかもしれないけれど、レイプ被害後、誰かを好きになってみたいのだ。

別に男性でなくても良い。人に恋心を抱きたいのだ。

好きだと思えたら・・・と異常に憧れる。


だけど、もしかしたらレイプに遭っていなくても、年をとる度に女性差別や家父長制がある社会では、それに気づいていくことになるので、男性を好きになることは難しかったのではないかと 強く思う。

ちなみに、どんなに異性愛度の高い人でも最低4%は同性愛の部分があるらしい。

しかし、異性愛の部分が96%と大部分をしめているので、気付かないだけだという。

・・・ということで、未(わたし)のような、性欲はあるが、男性を好きになれるわけではなかったという性的思考も必要だなと考えるのである。


ソジの性自認の方はシスジェンダーのままで良いと思う。


ソジの性的指向が、「~セクシャル」という用語を作ってみようと思う。




アロマン(他者に恋愛的に惹かれることがない)をセクシャルに付けたら良いのではないだろうかと考えてみた。


【アロマン・ヘテロセクシャル】なんて、どうだろうか?


例えば、恋愛感情はないレズビアンのかたは、【アロマン・レズビアン】、恋愛感情はないゲイのかたは【アロマン・ゲイ】、恋愛感情の無いバイセクシャルは、【アロマン・バイセクシャル】などと前に付けたら良い。


そして、未(わたし)の場合は、実は男性に性的魅力を感じないわけではなく、優しいかた(女性差別の理解・解決に取り組む人を優しいと言っています。それ以外の男性を本当に優しいとは言えませんよね?)には性的魅力を感じると確信があります。



未(わたし)は家父長制がどんなものか、女性差別はどんなものかを男性が知り、それを変えようとする人を魅力的(性的)に感じているのです。


そんな当たり前の優しさをもつ日本人男性が身近にいなかったために、男性を好きになれない可能性が高いのです。

(これは日本人に限ったことではありませんが、日本人男性は世界標準から見て異常です)


未(わたし)が男性を好きになれないのではなく、単に、世界では当たり前の優しさである、女性差別撤廃に動く男性が、日本では異常に少ないだけなのです。


この様な女性は、未(わたし)だけでなく、実はかなり多いでしょう。

これは女性差別のある世界なら当たり前です。

生まれながら差別をしているのに、それに気づきも出来ない男性を、女性は年をとるたびに気づいていくのであって、好きで居続ける人口を保つほうが難しいのです。



サピオセクシュアル(知性に性的魅力を感じる)というものがありますが、未(わたし)のように女性差別への理解・解決に取り組む男性に惹かれる女性は、それに近いものがあります。


しかし、そのようなセクシュアルの言葉が無いと、サピオセクシュアルだと誤診される未(わたし)の様な女性が多くなります。


サピオセクシュアルだと、その用語を知らなかったとしても、知的男性を好きだという事で、女性にはよくあることだと思います。


サピオセクシュアルは、知識人を好きだということで、学歴があり役職を得た男性に直結しやすく収入が高いと言う側面がありますが、未(わたし)の場合は、そういう知識ではありません。


(男尊女卑の強い国では女性が男性の収入をあてにするのは当たり前ですが、女性が自立していけるのなら、人をあてにして生活するより どれほど生きる自信に繋がり、どれほど生きやすいでしょうか)


未(わたし)の性的魅力を感じる知性とは【優しさの知性】なのです。

何が平等かを考えられる知性がある男性ということなのです。

だから、サピオセクシュアルでは誤診になり、用語が無いために困ってしまうのです。



長いのですが、イメージは【ジェンダーイコーリティ(全性平等)・サピオセクシュアル】という感じです。


長いので、【ジェンダーイコーリティ・セクシュアル】、【イコーリティ・セクシュアル】でも良いかと思います。<終わり>

⇊未(わたし)のセクシュアリティ診断をした結果


こころの性:Xジェンダー(中性)

ふるまう性:ノンバイナリー

性的指向:バイセクシュアル42%

サピオセクシュアル100%


恋愛志向:アロマンティック100%:他人に恋心を抱かない

このセクシュアリティ診断、あっていない部分もありますが、妙に納得する部分もありました。。。


Xジェンダーで、ノンバイナリーで、バイセクシャル42%で、サピオセクシュアルで、アロマンティック?


Xジェンダーというところだけ、未自身は女性という自認だから少し違和感はあったのだけど、『どんな女性も、ともかく自分より上だと位置づけている』ので、診断上は女性とは言えない感じになっているのだろうと推測します。

広くとらえると全ての人が、完璧に女性・男性とも言えないような気もしてきますしね。


アロマンティックという診断には、“やっぱりそうなるわな”という、自分以外に言われて納得できる部分がありました。

<参照にどうぞ➊>

①アセクシャル(無性愛者)は、他者に性的に惹かれることがない人の総称。①アセクシャル(無性愛者)は、他者に性的に惹かれることがない人の総称


日本では恋愛的感情を持たない(=アロマンティック)ことをアセクシャルと呼ぶこともある。


2019年の大阪市民を対象とした調査では、18〜59 歳の1万5,000人中4,285人が回答し、全回答者の0.8%にあたる33人がアセクシャルと回答した。残りの1万人以上は回答していないため、もっと多い可能性は高く、だいたい3分の1の人が回答していることを考えると、0.8×3倍くらいであってもおかしくはない。

ちなみに2019年、アメリカでアセクシャルを自認している人は1.7%であった。


➁ノンセクシャルは、日本独自の言い方で、恋愛感情はあるが、他者に対して性的欲求をいだかないセクシャリティがある。

このノンセクシャルは恋愛愛感情があるアセクシャルという考え方でロマンティックアセクシャルとも呼ばれることがある。


➂デミセクシャルは、基本的には他者に性的に惹かれることはないが、深い愛情や友情などのつながりを感じた場合にのみ、性的に惹かれる人。


④アロマンティックは、他者に恋愛的に惹かれることがない人。


➄パンセクシャル(全性愛者)は、性別にかかわらず、他者に対して性的にも恋愛的にも惹かれる人。


⑥ヘテロセクシャルは異性愛者のこと。セクシャリティではマジョリティー。


➆サピオセクシュアルは、相手の知性に性的魅力を感じる人。

<参照にどうぞ❷>


⓵Xジェンダー(ジェンダーフリュイド、ジェンダーオーサムなど色んな呼び名あり)は、出生時に決められた性別に関係なく、女性でも男性でもないと自認する人。


性別がない人:無性

女性/男性の両方がある人:両性

女性と男性の中間:中性


など、その人にとって色んな捉え方をされています。


⓶シスジェンダーは、体の性と自認している性が一致している人。

シスジェンダーは異性愛者のマジョリティだけでなく、レズビアンの人、ゲイの人も含まれます。


⓷トランスジェンダーとは、心と体の性が一致していない人。

※未(わたし)はトランスジェンダーを性同一性障害の英語だと考えていましたが、これは大きな差別である。


トランスジェンダーという言葉は、自身の状態を病気としないために当事者が運動してきたものです。

だからこそ、日本語の障害という言葉を、ジェンダーに使うのは大差別であり、不適切だからです。


⓸クエスチョニング は性自認が定まっていない人。

 
 
 

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