精神病も症状が重くなっていくと分かってもらう必要がある。
- hyggeinfo
- 2021年12月17日
- 読了時間: 6分
更新日:2022年2月27日
2021/12/17
ALS(筋萎縮性側索硬化症)や筋ジストロフィーや多系統萎縮症などは徐々に障害を引き起こす(徐々に重くなる)怖い病気だと思う。
2019年11月30日に医師2人がALSのかたに薬物を投与した。
その後、医師の口座には女性から130万円が振り込まれていた。
このかたは9年前にALSを発症、事件当時は寝たきりの状態だった。
「安楽死を遂げた日本人」という本では、多系統萎縮症を患っている小島ミナそじん(さん)がスイスで安楽死を叶えたことをドキュメンタリーで追って書いている。


この本を読んで、それでも安楽死はダメだという人間は何様なのかと思う。
この先20年 息をするのも苦しくて 何もできず、毎日天井をみて過ごすだけ。
時々人におむつを替えてもらう、そして20年後に亡くなるとしたら、今(もしくは近いうちに)、眠るように亡くなりたいと思うのは、むしろ当然ではなかろうか。
同じ病気のかたがテレビなどに出て、「安楽死や自殺なんて愚かだ」と発言したりする。
解決策や回復策などの情報は必ず与え続けることは必須で、そのうえで同じ病気であっても自分の意見は自分の生死についてのみ尊重されるべきで、その病気で苦しんでいる本人の意思が重要視されるべきだ。
(本人の生死の選択を、同じ病気だからと、「安楽死を選択することは愚かだ」などと言うことは、あまりにも残酷である)
また、イギリスのロボット科学者であるピーター・スコット・モーガン博士のようなかたもいる。
ALSで余命2年を宣告されたことを機に、人類で初めて「AIと融合」し、サイボーグとして生きる未来を選んだ。

博士のように、勇気のある未知の選択をする人もいるが、その選択はこの人がそもそもロボット科学者だったから可能であり、他の苦しんでいる人に生き続けろということにはならない(もちろん博士はそんなことは言っていません)
<このような難病に対して、精神疾患というのはどうだろうか>
「うつ病はかならず治ります」とメディアも精神科医も声高に言う。
しかし、まずは当事者の考えることを知ってほしい。
鬱になったことのない人や精神科医が、なぜメカニズムを分かって治ると言えるのか。
当事者の考えることを知ろうとしなければ、病気の詳細を知らずに病名を名付けているということ。
どちらが本当に病気のことをよく知っているかと言えば、病気と24時間1年中 共にいる人の方に決まっている。
医師が「先生」と呼ばれることで、精神科医は(もちろん他の医師もだが)勘違いしてしまうのだ。
“患者に教わっている。患者の方がこの病気の先生なのだ”という意識を持たないといけない。
対して患者の方は、医師を「先生」と呼んでいるので、相手を敬う態度は出来ている。
必要なのは医師の方のアンコンシャスバイアスを医師自身が気付くことである。
さて、本題だが、未(わたし)の場合は、レイプ被害に遭って、その瞬間に日本に蔓延る女性差別の大きさを一気に理解しました。
それ(女性差別の多さ・大きさ)は全てと言えるほど全てであった。
そのあまりの多さ(人間活動すべてに及んでいて)打ちのめされ、未は無気力になった。
その後、回復するというのは暴論である。
患者に望みを持たすために「回復するよ」「治るよ」というのだろうが、そんな安易な慰めは一部の人にしか効かない。
よく考えてみてほしい。
被害前に“「嫁は家にいて、主人が働きに出る」ことが多いことが女性差別にあたる”など(他の人にも伝わる女性差別)は当然のように分かっていたのだが、「嫁の女偏は従属性がある」「主人とは飼い主の意味である」というような海外では当たり前の女性差別でも、そこに浸からされている人間には、(差別されている側だというのに)分からなくされているのだ。
こういうことに被害後、徐々に気付いていく。
これは被害後18年経ってもずっと続く。
無意識の差別(アンコンシャスバイアス)に気づくのは、そこに浸からされてきた人間には至難の業なのだ。
1つ解いてみると、いとも簡単なのだが、解くまではその簡単なことに気づけない。
日本における無意識の差別に気づいていく作業は、確実にその人の人生の長さを大きく超します。
どんどん、自分以外の日本人が気付かない女性差別に、自分のみが気付いていく作業を一生涯 繰りかえすことになるのだ。それでも気づかない女性差別で溢れている。
だとすると、友達・家族・精神科医もふつうの日本人なので無意識の女性差別に浸かって生きており、その差はどんどん大きいものになっていく。
この差は、ふつうの日本人には到底計り知れない大きな差なのだ。
そのくらい、精神で苦しんでいる人の脳は考え続けさせられているし、自らも考えようとしている。睡眠中は驚くべきスピードで思考する。
どんどん女性差別の事柄に自分のみが気づいていく作業は、症状が軽くなるはずはない。
どんどん、トラウマが増えていく作業なのだ。
しかし、思考はやめられないし、自分もやめようとはしない。
あらゆる差別の1つ1つを知ろうとすることは、人間として当たり前のことだからです。
それを、殆どの精神科医は全く予見していない。
なぜならあまりにも精神科医は患者を本心を診ていないため、患者自身がこんなにもたくさんの難問を解いていることを話さないからなのだ。
その難問の問いさえ たてられていない上に時間を割こうともしない。
だから話すことをしないのだ。
問いをたてられなくても、時間を割こうとしてくれたなら、しつこく しつこく話すというのに。
この患者の しつこい作業も医師は受け入れない。
時間とお金の割が合わないのだ。
精神科医は、患者をキチンと診ようとするなら、このしつこさが重要な仕事なはずだが・・・
先生と呼ばれ慣れすぎている医師は、精神疾患患者の意見を聞こうとしないし、仮に何か言われるような時には密室であることも手助けして、相手への見下しが表に出てしまっている。患者しかいないのに、密室の空間での見下しが患者を苦しめている。
精神科医は患者をもっとも見下しやすい職業にいるということを毎日毎日 思い返して過ごす必要のある職業だ。
自分は大丈夫だと言える人などいないといつも注意し続ける必要がある。
精神科医は気付かない。
(精神科医でも、権威社会に浸からないように気を付けている人もいます。
未は15人ほどの精神科医に会ってきましたが、金曜日の臨時の若い男性医師1人のみ、自分の意見よりも、まず本人の意見が大切だから聞こうという考えの持ち主でした。
この病院は10年以上たって連絡した際に、電話に出た代表らしき人も素晴らしかった{2人ともの波長・オーラのようなものが似ていた}ので、そういう教育がなされているのではないかと考えられます)
実は未(私)含め多くの精神疾患の患者が人の心を読めたり、相手の性格や心の動きが色や形などになって見えていることに気づかない。
まるでサトラレ状態なのに・・・
自分にその能力がないが故に、騙せていると思い込んでいるだけなのだ。
Opmerkingen