<訴訟・法・警察のながれ>オーフスレイプ被害者センターの翻訳⑤
- hyggeinfo
- 2022年2月27日
- 読了時間: 5分
更新日:2023年7月29日
2022/02/27

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<このページの注目ポイント>
セックスワーカーであっても、レイプやレイプ未遂の加害者になりえるというのは驚きでしたが、途中でセックスしたくないとお客が言った場合、セックスを行うことはレイプだということは、理にかなっていますね。
さすが海外は 日本とは違って、そういう認識が素晴らしいです。
大藪順子そじんの本は、アメリカの警察や弁護士とのやりとりなど、こういうところがダメだという視点で書かれていますが、それでさえ、日本とはかけ離れていて、羨ましいと感じてしまうほどです。
書かれてある当時のアメリカのダメな点は、日本で現在もよくある被害者そっちのけの専門家がいることです。
しかし、読んでいて、警察などの対応や流れ・レイプ後仕事を長期で休む時の仕事先の配慮は、日本とは雲泥の差を感じるものでした。
本には大藪順子そじんのカウンセラー資格のある友人のトレーニングされた言葉選び、警察官の素晴らしい対応など、日本にはない被害者が主たる証人・目撃者という視点の人間が、日本より圧倒的に多いところです。
日本の警察や司法関係者は海外の実情を学び、日本の政治家は被害者をのけ者ではなく、主たる証人・目撃者にする法律改正が即 必要だと感じます。
大藪順子そじんの1999年当時よりは、デンマークの現在のほうが色々取り組んでいるように感じます。
日本では性犯罪の大きな法改正も2度あり、未(わたし)の事件も2003年なので未の感覚は、さすがに今の日本とはズレがあると思いますが、それでもIの感覚を残しておくことは、誰かのためになる可能性がありますので、情報が古いとか時代錯誤は多めに見てください。
(実際 今も被害者の現状を見ていますが、日本の対応は根本的に被害者をのけものにしていたり、警察など専門機関が上から教えてあげているような対応が殆どで、誰が その事件の当事者なのか分かっていない専門家で溢れています。1番の当事者は被害者であり、専門機関のほうが被害者に教えることが多くあったとしても、態度として専門家は被害者に教えてもらっているという態度をとり続ける覚悟をもつべきです)

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被害者は、事件の中で最も重要な証人・目撃者であり、被害者の話が捜査の中心にあります。
これは、日本が全くできていないことです。これこそ、裁判が行われるうえで、当たり前のことではないでしょうか。
そして、警察が不快な質問をするのは、信じていないからではなく、冤罪を生まない義務があるからだとありますが、日本では全然違いました。
Iのケースでは、三田警察署では「(あなたのことを信じるよ。)でもそんなに酷い相手だったら、捕まえるのは難しい。加害者と一対一の闘いになると思うよ」と言われました。
これは、“裁判ではなく、個人的に加害者とやりとりをしてくれ”という意味です。
名前も知らないレイプ加害者と被害者が どうやって一対一の闘いをするというのでしょう。
日本はレイプ・性的暴行にあった被害者に あまりにも酷い待遇です。
あのとき三田警察署は、冤罪を生まないために、捜査しなかったのではありません。

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あくまでも、デンマークの情報ですので、気をつけてください!!
日本の情報は以下です。
<日本の弁護士補助について>
法テラスの「民事法律扶助制度」を使った無料法律相談とは、弁護士・司法書士と面談のほか電話などでも無料で法律相談を受けられる制度です。
サポートダイヤル(日本人向け)0570‐078374
(foreigner海外の方向け)0570- 078377
(ご利用にあたっては、原則、収入や資産が一定額以下であること。日本に住所があり、適法な在留資格をもつ外国人や、法人・組合等の団体が対象です。)
一回の相談は30分程度。法テラスと契約している弁護士・司法書士が対応。
1つの問題につき3回まで、この制度が使えます。
⇊収入要件

生活保護一級地の場合、( )内。
同額家族が1名増えると基準額に33,000円加算します。

収入や資産があっても、性暴力被害者が無料相談できるくらいは日本も作るべきです!

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<このページの注目ポイント>
デンマークでは警察主導で、【より多くの人々にレイプを報告させるキャンペーン】をしているということ!
センターが女性が受けている性差別について、リンクの最初に持ってきているところが泣けます。
センターがチャット・浮気・出会い系のリンクを貼っているところが凄い。
問題解決のために必要そうなリンクを貼っている。
日本では警察がレイプ事件をより多く報告してもらうというキャンペーンをするという、こんな当たり前の事さえ行っていないことに、このデンマークの警察の現状を知りやっと気づけた。
・・・翻訳して感激してしまった!!
感激するという事は、日本の現状では有り得ないとI 自身が思い込んでいるということ。
女性が受けている性差別について、人々が知らないとレイプや性暴力について解決できないと最初のリンクに持ってくるところが嬉しい。
たぶん性差別の内容は日本よりはデンマークの方が格段に取り組んでいるでしょう。
クオーター制を導入せずに政治家の女性比率39%ですから。
日本は10%程。
日本でクオーター制などを導入せずに39%になることは今後100年あるでしょうか?
もちろん、39%でも大きな性差別状態にあることに異論はないはずです。
その意味が分からないというなら、男性がいつも39%で良いでしょう。
残りの61%を女性とLGBTQ+が分かち合うでしょう。
デンマーク(第2の都市オーフスにある)レイプ被害者24時間支援センターのサイトhttps://www.voldtaegt.dk の翻訳です。
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